かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所
歯周疾患の重症化を予防し、歯の喪失リスクの低減を図る観点から、
歯科医師が行う歯周基本治療等終了後の病状安定期に
ある患者に対する定期的・継続的な歯周病安定期治療による
管理を評価する診療所のことをいいます。
現在のところ、全体の約3.8%の歯科医院程度しか認められていない
厳しい基準です。
1.歯科外来診療の安全対策に係る研修を受けている常勤の歯科医師がいる
2.高齢者の口腔機能管理に係る研修を受けている常勤の歯科医師がいる
3.予防やメンテナンスができる常勤の歯科衛生士が勤務している
4.在宅医療を行う医科や緊急時の連携している介護・福祉関係者・保険医療機関がある
5.緊急時に対応できる設備・器具(AED、救急蘇生薬剤など)・体制が用意されている
6.滅菌、感染防止に必要な設備を完備している
7.訪問歯科診療や歯周炎のメンテナンスなどの維持管理を継続的に行ってきた経験がある
「か強診」の新設は、医療保険においては病気を治す医療のみが保険の対象である。という我が国の保険行政の原則から一歩前進し、管理型の予防的処置がようやく評価された事を示します。
患者様にとってのメリットは、今まで保険内でのクリーニング・メンテナンスは3か月に1回でしたが、歯周病などで歯茎の状態がよろしくない方には、毎月クリーニングを行うことが可能になった点です。
「健康的なお口を末永く保ちたい」と思われる皆様は、
ぜひご参考ください。